面接 予想問題

慶應 SFC 10-24/25 筑波 AC 10-09 | 慶應 53 問・筑波 73 問 | ★=先に練習する題 | 問いを見て自分で答えてから開く

慶應 SFC 環境情報学部

面接日
2026-10-24(土)または 10-25(日)
場所
湘南藤沢キャンパス
形式
個別面接 約30分、面接言語=日本語(出願時に確定)
出典
2026夏秋AO募集要項(01_官网资料/)
手元の書類
志望理由書 2000字/自由記述 A4×2/活動報告(年表・自己評価200字)/任意提出資料 8件/評価書 2通。筑波の書類は見ていない。
読んでおくこと3条
  • 夏秋AOは「第一志望・合格したら入学を確約」が出願条件。併願を聞かれても答えは「SFCが第一志望」しかない。
  • 面接は「求める学生像に相応しい人物か」を総合評価する場(AP原文)。書類の復唱ではなく、書類の裏にいる人を見に来る。
  • 一般情報(塾系、非公式):面接官2〜3人、質問はほぼ提出書類から。最初の一問の答えが具体的かどうかで、その後の深さが決まる。
面接前に自分で口径を揃える6条
  • ICチップ寿命:志望理由書は「実測で7.6〜22.8年」、任意提出資料04候補稿は「前提検証で棄却+設計反転」。核查报告说仓库里查无実測记录。資料04 最后交没交、交的哪版,只按交上去的版本答。
  • 仕様書行数:志望理由書 v5 は 883 行、活動報告年表底稿は 830 行。网申最后填的哪个自己查,口头说交上去的那个。
  • 38項目:仓库记录是実演翌日 LINE 收到,不是当场。志望理由書 v5 已改「実演を経て」,口头也别说「その場で」。
  • Apple 審査:Guideline 2.1 情報追加要求=「差し戻し」,不是正式拒绝。現状要去 App Store Connect 看过再答。
  • 紙の点呼の場面:全員集合して名簿を読み上げる方式。「並んで一人ずつ」と言い間違えない。
  • 灯火=開発名 DMSD。慶應の書類では「灯火」で統一、口頭も「灯火」。

一、開場で必ず来る

毎回ある。ここで詰まると全体の調子が決まる。

01自己紹介を1分でお願いします。

志望理由書の復唱を求めていない。人となりを1分で。

答え方の要点
  • 骨架:中国出身→日本の高校の寮に住んでいる→寮の紙の点呼を置き換えるシステム「灯火」を作っている→今は同級生の試験利用の段階、の4文で止める。
  • 数字を並べない。1分で覚えてもらう単語は「寮」「点呼」「灯火」の3つだけ。
  • 「独学」「AI」はここで出さない。後で必ず聞かれるので、その時に出す。
02志望理由を一言で言うと?

2000字を30秒に圧縮できるかを見る。

答え方の要点
  • 志望理由書の第1段落そのまま:「動くものを作ることと、それが人の日常に入って使われ続けることの間には距離がある。その距離を埋める設計を学びたい」。
  • 続けて一文で「なぜSFCか」:作り、使われ方を観察し、経験を言葉にする往復を学部段階から研究会でできるから。
  • ここで教授名を3人並べない。聞かれたら出す。
03なぜ総合政策学部ではなく環境情報学部なのですか。

AP の分かれ目。環情=独自のビジョンとアイデアで挑戦(作る・実装)、総政=社会の変化を見通し課題として解く(分析・制度)。

答え方の要点
  • 答えの軸:「私は分析する側ではなく、作って現場に置く側」。灯火は仕様→実機→試験利用まで自分で運んだ。
  • 環境情報学部のAP(3)「独自のビジョンとアイデアに基づき挑戦する意欲」を、自分の言葉で言い換えて重ねる。
  • 「総合政策も興味はあるが」と言い出さない。迷いを見せる場所ではない。
04他に受けている大学はありますか。SFCは第一志望ですか。

夏秋AO は第一志望・入学確約が出願条件(募集要項)。

答え方の要点
  • 「SFCが第一志望です」以外の答えはない。理由を一文添える:研究会を核に、作りながら基礎へ戻れる構造がここにしかない。
  • 筑波の併願をどう扱うかは自分で決めておく。当場で考えない。聞かれなければ言わない。
05なぜ日本に来て、日本の大学に進むのですか。

留学生に必ず来る。人生の層。書類には書いていない。

答え方の要点
  • 自分で準備する。CCには事実がない。
  • 手がかり:日本語ゼロ→2年でN1(2023-12 N3/2024-07 N2/2025-12 N1)は「学び方を自分で組み立てた」話につながる。証書の年月は原本で確認してから口にする。
06高校生活で一番力を入れたことは何ですか。

灯火以外の引き出しがあるかを見る。

答え方の要点
  • 灯火を答えてもよいが、二つ目を持っておく:写真部(第74回二科会写真部展ヤング部門入選、2026年9月 国立新美術館)/みつ元気プロジェクト(2025年1月〜、広報・ポスター)。
  • みつ元気の役割は先生が割り振ったもの。「自分で組織した」と言わない。

二、志望理由書を一文ずつ

書いた一文一文が約束。約束の中身を聞きに来る。

07「動くものと、使われ続けるものの距離」とは具体的に何ですか。灯火で言うと?

志望理由書の中心概念。抽象のまま答えると全部崩れる。

答え方の要点
  • 灯火の具体で答える:動く=NFCで名前が画面に出る。使われ続ける=通信が切れても点呼が止まらない/教員が画面で迷わない/例外(スマホを持たない寮生、代返)を誰が判断するか決まっている。
  • 自由記述の一文を使う:「提案を実物、通信、例外、運用まで含む一続きの仕組みにする」。
  • tango でも言える:頭の中の曖昧な方法は動くが、ソフトにすると曖昧な部分がそのまま動かない部分として現れる。
08中学3年で数学0点、高1で80点台。何をどう変えたのですか。その後「また不安定になった」——なぜ壊れたと今は考えていますか。

自分で「方法がなぜ壊れたのかが問題意識」と書いた。面接官は必ず「で、答えは?」と聞く。

答え方の要点
  • 何を変えたか:事実は自分にしかない。「学び方を自分で組み立て直した」の中身(順番・時間・確認の仕方)を一つ具体で。
  • なぜ壊れたか:書類は答えを保留している。今の仮説を一つ持つ。志望理由書の論理に乗せるなら「方法が自分の状態に依存していて、状態が変わると方法も止まった」→ だから灯火でも「人の注意に頼らない仕組み」を作った、とつなげられる。
  • 「分かりません」で終えない。「仮説はこれ、確かめる方法はまだない」まで言う。
090点からの立て直しにAIを使わなかった。一方でニューラルネットワークはAIに聞きながら独学した。矛盾していませんか。

志望理由書第3段落の二つの文を並べると矛盾に見える。

答え方の要点
  • 書類の答え:AIは「試行を加速する道具」であって「学びの主体を代行しない」。0点からの立て直しは「学び方そのもの」を作る作業だったので、加速の対象がまだなかった。
  • NN独学は「何をどの順で学ぶかの判断」が自分側にあり、AIには分からない箇所を一つずつ聞いた。判断と作業の切り分けは同じ。
  • 一つの場面で示す:「分からない箇所をAIに聞く」と「何を分かるべきかを決める」は別の作業。
1038項目の要望のうち4項目を見送った。見送った項目を一つ挙げて、理由を説明してください。

数字を書いた以上、中身を一つは言えないといけない。任意提出資料02がこの記録。

答え方の要点
  • 見送り4項目の中身は仕様書 §7.14 にある(資料02の「砍留表」)。面接前に4つとも読み直し、一つは理由ごと言えるようにする。
  • 答えの型:「要望はこう→受けると何が起きる→だから今回は見送り、理由を書いて先生に返した」。
  • 38項目は実演の翌日にLINEで受け取ったもの。「実演を経て」と言い、「その場で38個言われた」とは言わない。
11仕様書を357行から883行に書き直した。仕様書には何を書くのですか。なぜ倍以上になったのですか。

「仕様書」という語の中身を確かめる質問。

答え方の要点
  • 何を書くか:五つの部分(iOS/Android/教員Web/バックエンド/点呼機)が互いにどうつながり、どの部分が何を持つか。2025年12月〜2026年2月、コードを書く前に文章にした。
  • なぜ増えたか:38項目を役割別(寮生/教員/管理者)に整理し直したから。行数は git 実測 357→779→883。
  • 口頭で言う数字は、網申に書いた数字と同じにする(883 か 830 か、確認)。
12通信が切れても点呼が止まらない、とは技術的にどう実現していますか。

自分で立てた売り。ここが本丸。

答え方の要点
  • 構成:スマホ→NFCでタグIC(ST25DV)のメモリに書き込む→Raspberry Pi が I2C で読み出す→HTTPSでバックエンドへ。ネットが切れていても「タグに書ける」ことだけで点呼は成立し、Pi が回復後にまとめて再送する。
  • 言えるようにしておく三点:どこに残るか(タグのメモリ/Pi の手元)、どう再送するか、重複をどう防ぐか(ここは書類にない。自分の実装を確認して答える)。
  • 「作り直した箇所の一つ」だと筑波の書類で認めている。慶應でも聞かれたら隠さず「最初は筋だけあって動くものは後から書き直した」と言える。
13「何を人の判断に残すか」——灯火では何を人に残しましたか。

志望理由書第7段落の結論の実例を求めている。

答え方の要点
  • 代返対策:技術で解こうとして複雑な案をいくつも考えたが、確実さで人の目に及ばなかった。最終的に「名前の読み上げ+その場にいる教員の目」。技術がやるのは読み上げの一点だけ。
  • 理由の一文:「解くべきは点呼の正しさであって、私の作った仕組みの完全さではない」。
  • もう一つ:スマホを持たない寮生にはカード経路を用意した=使う人の条件をこちらの都合に揃えさせない。
14一人で作り続けられるなら、なぜ大学に行くのですか。

書類で自答済み。口頭で30秒で再現できるか。

答え方の要点
  • 答え二つ:①自分の設計は経験則で、なぜ有効かを説明する理論がない。②「方法が壊れた」と指摘してくれる相手がいるかどうかで作り直しの速さが変わる。
  • ①は中澤研(技術を生活の中にどう置くか)と大越研(使う人の状態まで含めて道具を捉える)、②は研究会という場、に対応させる。
15中澤仁先生のユビキタスコンピューティングとは何ですか。先生の研究のどこが灯火とつながりますか。

教授名を3人書いた。1人ずつ「何をしている先生か・何を読んだか・自分のどの問いと連なるか」を言えないと、名前だけ借りたと見られる。

答え方の要点
  • 面接前に中澤研の研究会紹介ページと最近の研究を自分で読む。志望理由書の言い方は「技術を生活の中にどう置くかという問いを理論から扱う」。
  • つなぎ方:灯火で当たった問い=点呼機を寮のどこに置くか、通信が切れる建物でどう動かすか、教員がどの画面で止まるか。これを「生活の中に置かれた計算機」の問題として扱いたい。
  • 「読んだもの」を一つ具体名で言えるように準備(論文・研究会サイト・著書のどれでも)。
16大越匡先生の「Wellbeingのためのコンピューティング」——Wellbeingという視点は、点呼システムのどこに関係しますか。

Wellbeing と点呼は一見つながらない。つなげられるかを見る。

答え方の要点
  • 志望理由書の言い方:「使う人の状態まで含めて道具を捉える視点」。灯火で言えば、毎日使わされる寮生にとって画面の出来がそのまま毎日の不快さになる/教員がどこで紙に戻るか。
  • 2年次の計画と結ぶ:「使われなくなる場面」を対象に小さな実験(教員2名×2週間、どの画面で迷い、どこで紙に戻るかを記録)。
  • 圧迫で「点呼を機械化すると人の接点が減るのでは」と来たら、ここで受ける:減る接点と残す接点(読み上げ+教員の目)を分けて設計した。
17井庭崇先生のラーニング・パターンは40の型があります。一つ挙げてください。

「40の型」と書いた。一つも言えないと致命傷。

答え方の要点
  • 面接前に『ラーニング・パターン』(学びのパターン・ランゲージ、SFC発)を実際に読み、自分の経験に当てはまる型を2つ選んで、名前と中身を言えるようにする。
  • 自分との接続:0点→80点台で自分が組み立てた学び方が、型のどれかと重なるか/重ならないかを言えると強い。
  • 3・4年次の計画(灯火とtangoから「使い続けられる道具の作り方」を型として書く)は、この方法を借りるという宣言。読んでいないと成立しない。
18研究会に1年次から入るには何が必要か調べましたか。入れなかった場合はどうしますか。

「研究会は能力次第で1年次から履修できる」と書いた。制度の実態を調べたか。

答え方の要点
  • 各研究会の履修条件(選考の有無・事前課題・定員)を研究会サイトで確認してから面接へ。
  • 入れなかった場合の答え:基盤科目(微積・線形代数・統計基礎・情報基礎1/2)で穴を埋めながら、灯火の試験利用記録を材料として貯め、翌学期に再挑戦。「材料は待っている間も増える」と言える。
19「教員2名に2週間使ってもらう」——誰に、どう頼みますか。何を記録し、何が分かれば成功ですか。

計画の具体性を試す。

答え方の要点
  • 誰に:寮の管理者の先生(実演して38項目をくれた人)が第一候補。二人目は自分で決めておく。
  • 何を記録:どの画面で操作が止まるか、どこで紙に戻るか、例外(未点呼者・遅刻・代返疑い)をどう処理したか。
  • 成功の定義:「紙に戻る場面がゼロになった」ではなく「紙に戻る場面が特定できた」。特定できれば設計を直せる。
20tangoの「SM-2と自分の方式の比較実験」は、どう設計しますか。被験者は自分一人ですか。それで比較になりますか。

自由記述で「まだ示せていない」と書いた。研究の設計を聞く。

答え方の要点
  • 正直な出発点:今は自分と友人が試した段階で、比較の手段がない。
  • 設計案を一つ持つ:同じ単語群を二つに分け、片方は標準SM-2、片方は自作式で回し、一定期間後の正答率を比べる。被験者は自分から始め、次に寮の友人数人。
  • 一人では比較にならないと自分で言う。それを大学で統計基礎を学んでから直したい、につなげる。
21「使い続けられる道具の作り方」を型として書く——今の時点で、一つ言えますか。

3・4年次の計画。今から一つも言えないなら計画は願望。

答え方の要点
  • 灯火から一つ:「守るものを先に決める」=壊れても点呼という中心の流れだけは止まらないようにする。
  • もう一つ:「人がすでにそこにいる条件を使う」=代返対策を読み上げ+教員の目にした。
  • 型の言い方は「状況→問題→解決」の三点で。井庭研のパターン・ランゲージの書き方と同じ形にしておく。
22卒業までに他校1校で試験導入——当てはありますか。どうやって探しますか。

目標の実現可能性。

答え方の要点
  • 当てがないなら「ない」と言う。探し方を言う:寮のある高校の教員に、自分の寮の先生経由で紹介してもらう/オープンソースとして公開して問い合わせを受ける。
  • その前に必要なこと:「共通部分」と「各校が変える部分」の線引き(筑波の書類で未解決と認めた問い)。ここを大学で解いてから持ち込む。
23ICチップの寿命:AIは116日と言った。あなたの計算では7.6〜22.8年。計算式を言ってください。1日120〜360回の根拠は?

数字を書いた以上、計算を再現させられる。資料04との整合に注意。

答え方の要点
  • AIの前提:10秒ごとに書き換え×24時間=1日8,640回。自分の前提:点呼は決まった時間帯だけ、1日120〜360回(寮生数×点呼回数から。自分の寮の実数で言う)。
  • 計算:チップの書き換え耐久回数(データシートの公称値)÷1日の回数÷365。7.6〜22.8年になる公称値を自分で確認しておく(資料04候補稿は「公称100万回」と書いている)。
  • 注意:資料04を出した場合、そこには「架構反転で根本解消」と書いてある。両方言えるように:前提の誤りを見抜いた→さらに設計を変えて問題自体を消した。
24動作間隔1.96秒はどう測りましたか。なぜ点呼の処理速度が問題になるのですか。

数字の来歴。

答え方の要点
  • 誰と:同級生2人と実測。何を:かざしてから次の人がかざせるまでの間隔。AIの机上予測を実測値で置き換えた。
  • なぜ問題か:全員集合して点呼する場面で、1人あたりの間隔×人数=点呼全体の時間。紙より遅ければ置き換わらない。
  • 測り方の細部(回数・平均か中央値か)は自分の記録で確認してから言う。
25Appleの審査で何を指摘されましたか。今どうなっていますか。

「差し戻し」の中身と現状。

答え方の要点
  • 指摘:Guideline 2.1(Information Needed)=情報追加要求。点呼機能の実機動作を示す必要があった。
  • 自分の選択:「点呼機能を外せば数日で通る」道を退け、実機を完成させて動画を添えて再申請(0.38.0 を 7-29 に撤回・再提出)。理由:点呼を外した版は中身のない殻。
  • 現状:面接前に App Store Connect で確認。通っていなければ「審査中」と言う。

三、自由記述を一文ずつ

技術の語をいくつも書いた。語ごとに中身を聞かれる。

26「仕方がない」を設計し直す——技術では設計し直せない「仕方がない」もあると思いますが、それはどう扱いますか。

型の適用範囲を自分で知っているか。

答え方の要点
  • 境界を認める:人間関係や制度の「仕方がない」は技術で解けない。自分の型が効くのは「手順に原因がある」もの。
  • 自由記述の言い方:「人の努力不足ではなく仕組みの欠陥として捉え、自分の手が届く問いに分解する」。分解して手が届かなければ、それは自分の型の外。
  • 境界を言えるほうが、全部解けると言うより信用される。
27自動販売機のNFC決済から点呼を思いついた。顔認証、GPS、Bluetoothビーコンではなく、NFCが最適だと言える理由は?

転用が閃きか比較の結果かを見る。

答え方の要点
  • 当時は比較していないなら、そう言う。「自販機で成立している『かざすだけ』をそのまま持ってきた」。
  • 今振り返っての比較:顔認証=設備と個人情報の負担が重い/GPS=建物内で在室と不在を分けられない/ビーコン=本人が「かざした」という意思の行為がない。NFCは本人の一動作が記録になる。
  • 決め手は技術ではなく「寮生がすでに持っている物を使える」=配る物も失くす物も増えない。
28iOSとAndroidを別々に作った。それぞれ何で書きましたか。なぜクロスプラットフォームにしなかったのですか。

「作った」の実感を確かめる。

答え方の要点
  • iOS=Swift+SwiftUI、Android=Kotlin+Jetpack Compose。
  • 理由:寮生には使わないという選択肢がない。毎日触れる画面の出来がそのまま毎日の不快さになるので、画面の質を優先した。代償(同じ機能を二度作る)は承知の上。
  • 対になる判断:バックエンドは自分が最も慣れている Python(FastAPI)。使う人の目に触れない所では手間を節約した。二つは同じ一つの判断。
29バックエンドはPython。フレームワークは?データベースは?サーバーはどこで動いていますか。

書いた語は約束。

答え方の要点
  • FastAPI、PostgreSQL。教員用Webは React+TypeScript、進み方は WebSocket で即時反映。
  • サーバーの場所(VPS か校内か)、どう配置しているか(規範ファイル deploy-backend がある)は自分の実装を確認して答える。
  • 「なぜ Python」→「最も慣れている。詰まった時に自分で原因を追える言語を選ぶほうが完成に近い」。
30「17個のフック」とは何ですか。一つ具体例を挙げてください。「規範ファイル」には何が書いてありますか。

三層の中身。

答え方の要点
  • フック=ファイル保存や命令実行の瞬間に割り込み、条件に合わなければ通さない自動の関門。代表例:消す・戻す・上書きするなど取り返しのつかない命令を直前で止める/作業記録が食い違ったまま先へ進むのを止める。
  • 規範ファイル=開発の規則を文章にしてファイルに固定し、作業のたびに読ませる。灯火用10個(作業開始・新機能・作業終了・配置・版更新・全体見取り図・ファイル連動・仕様同期・審査・記憶)+汎用30個。
  • 線の引き方:「後から取り返せるかどうか」。取り返せる失敗は通す、取り返せないものだけ機械で止める。
31691ファイル、1,320コミット。そのうち、あなた自身が書いたコードは何割ですか。

全場で最も危ない一問。割合を言えないと「AIが作った」で終わる。

答え方の要点
  • 先に構造で答える:「割合で言えるものと言えないものがある」。何を作るか・構成・完成条件・五つの判断は全部自分。実装の手はAIに借り、返ってきたものを読んで採用/修正/破棄を決めた。
  • 部品ごとに言う準備:点呼機の制御プログラム/同期の仕組み/アプリ画面/バックエンド——それぞれ「自分で書いた」「AIが書いて自分が読んで直した」「AIに任せた」のどれか。面接前に自分で表にする。
  • 自由記述の結論:「AIを使ったことより、何を任せ、どこで権限を止めるかを設計したことに私の判断がある」。
  • 注意:割合を盛らない。筑波の書類では「規範ファイルの文章にもAIの手が入っている」と自分で書いている。
32AIが書いた部分のコードを、今この場で行ごとに説明できますか。

実際に説明させられることがある。

答え方の要点
  • 完全に理解している一箇所を決めておく(例:点呼機の再送処理、または tango の間隔計算)。紙に書けるくらいまで。
  • 書類の原則:「読んで意味の取れないものはそのまま使わない。動かなくなった時に直せないのは自分だから」。
  • 説明できない箇所を聞かれたら「そこはAIに任せて、動作の確認だけした」と正直に言う。
33AIの出力が間違っていたことは?どうやって気づきましたか。

検証の姿勢。例を2つ持つ。

答え方の要点
  • ①IC寿命116日:前提(24時間書き換え)が寮の実態と違うことに気づいた。
  • ②動作間隔:AIの机上予測を同級生2人との実測1.96秒で置き換えた。
  • ③三層を作った動機そのもの:規則から外れた出力が混じる/文書と実装がずれる、を「自分が注意する」で防ぐのをやめた。
34jimotoriの「手数料と安全は同じ構造の表裏」とはどういう意味ですか。会員制にすると、なぜ信頼が担保できるのですか。

抽象句の中身。

答え方の要点
  • 意味:既存サービスは手数料と引き換えに安全(本人確認・決済保証・トラブル対応)を事業者が担っている。手数料を下げれば安全も薄くなる。同じ構造の表裏。
  • 会員制の案:入口で実名審査+会費、偽物は永久利用停止、対面で支払い、待ち合わせ場所の提示、真贋の手引き——一つの機能ではなく重ねて、事業者一社の代わりをさせる。
  • 現状を混ぜない:試作版まで。決済・エスクロー・実名確認は未実装、公開もしていない、利用者はいない。
3531,150銘柄・6,477万行のデータはどこから入手しましたか。73戦略が全部市場平均に負けた——それでも続ける理由は?

数字の出所と、失敗の扱い。

答え方の要点
  • 入手:購入した(提供元の名前は自分の記録で確認)。日足31,150銘柄・最古1962年1月・約6,477万行、分足約2万ファイル47GB。
  • 先にデータ検査:価格が使えない行約0.13%、出来高ゼロ約6.7%、欠損日約5.1%。「戦略の差がデータの穴から来たものか区別するため」。
  • 続ける理由:儲ける機械ではなく「戦略を検証する研究道具」に位置づけを変えた。平均に負けた結果は次の比較の基準になる。消せば足場がなくなる。
  • 注意:実資金は入れていない。聞かれたら即答。
36「未来のデータを参照していた7戦略」——未来関数とは何ですか。どうやって発見しましたか。

自由記述の中で最も専門的な語。

答え方の要点
  • 未来関数=その時点では知り得ないデータを使って売買を判定してしまうこと。過去検証では成績が良く見えるが、実運用では毎日が「データの末尾」なので再現しない。
  • 発見:2026年8月、96本の日足戦略に対して検査を12件書いた。同じ戦略を二度走らせ、二度目はある時点より後の相場を書き換え、それ以前の信号・約定・資産曲線が一致しなければ未来を見ている。
  • 7本の中身:5本=暦の扱い(連休前日・1月最初の10営業日をデータの並びから判定していた)、2本=生存バイアス(将来上場廃止する銘柄を過去まで遡って除外)。成績は全部破棄。
37バージョン8.8まで作った旧システムを一から作り直した。「前提が崩れた」とは?

捨てる判断の中身。

答え方の要点
  • 経済についての理解が進み、作り始めた時点で正しいと思っていた前提のいくつかが成り立たないと分かった。
  • 部分修正でなく作り直した理由:合わない前提の上で部品だけ直すと、どこが古い前提の名残か分からなくなり、説明も検証もできなくなる。
  • 「惜しかった」と正直に言う。作った量を根拠に残す理由を探し始めていた自覚がある、と書いている。
38ボランティアで30回を超える行事に参加。広報の役割はどう決まったのですか。

学外活動の実態。

答え方の要点
  • みつ元気プロジェクト(岡山市北区御津)、2025年1月〜1年半以上。行事や集まり30回超、ポスター6枚前後、動画4本前後、一枚に十数回の修正。
  • 役割は先生の割り振り。「他者の目的の中で自分の役割を果たす」経験として話す。自分で立ち上げた話にしない。
  • 回数の口径:書類は「30回超」。Drive の証拠で日付が確定しているのは8回。聞かれたら「記録が残っているのは8回、参加したのは30回を超える」と分けて言える。
39灯火をオープンソースにする——ライセンスは?他校の運用の違いはどうやって調べますか。

目標が掛け声か計画か。

答え方の要点
  • ライセンスは自分で決めておく(決めていなければ「候補はこれ、理由はこれ」まで)。
  • 調べ方:他校の寮の点呼が何時に・どういう手順で・通信がどれだけ安定して行われるかは、そこにいない自分には見えない。だから他校の教員への聞き取りが必要。志望理由書の「聞き取り」はこの意味。
  • 分ける作業:共通化すべき部分/各校が変えられる部分。これが未解決の中心で、SFCで実装と制度の両面から検証したい。

四、求める学生像で「人」を見る

面接の評価基準そのもの。書類には正面から書いていないものもある。

40SFCの理念は「未解決な問題を発見し解決する」です。寮の点呼アプリは既に市販品があります。あなたの問題は「未解決」と言えますか。既存製品との違いは?

AP(1)。書類で正面から答えていない最大の穴。

答え方の要点
  • 市販品を面接前に実際に調べる(寮管理・点呼のアプリやサービス)。調べていないのに「ない」と言わない。
  • 違いの軸:①学校に予算がなく自費1万円余りで実機まで作った ②通信が切れる建物・スマホを持たない寮生・その場に教員がいる、という自分の寮の条件に合わせた ③紙を「一部便利にする」ではなく「実際に不要にする」を完成条件にした。
  • 未解決の再定義:「点呼を電子化すること」は未解決ではない。「作ったものが日常で使われ続けるまでの距離」が未解決。志望理由書の第1段落に戻す。
4110年後、あなたは何をしていますか。

AP(3)独自のビジョン。

答え方の要点
  • 書類の延長で:「動くもの」を「使われ続けるもの」にする設計を、学校の運用のような日常の手続きに当てる仕事。灯火はその一例目。
  • 職業名で答えなくてよい。「何を解いているか」で答える。
  • 大きく吹かない。「拯救世界」型は減点。自分の寮→他校→学校以外、と一段ずつ。
42SFCのリソースで、研究会以外に使いたいものは?

AP(2)リソースを積極的に活用。名前で言えるか。

答え方の要点
  • 志望理由書に書いた科目名:基盤科目「微分・積分」「線形代数」「統計基礎」「情報基礎1」「情報基礎2」。
  • 制度:科目の大半が学年別でない→作りながら基礎へ戻れる。研究会は能力次第で1年次から。
  • もう一つ二つ、面接前にSFCのサイトで実名を拾っておく(設備・制度・学外連携など)。
43数学が不安定だったと書いています。大学の数学についていけますか。微分・積分と線形代数の学び直しは今どこまで進んでいますか。

入学時期欄に「入学までに学び直す」と自分で書いた。進捗を聞かれる。

答え方の要点
  • 今の進捗を正直に(何をどこまで。教材名が言えると良い)。
  • 弱点の言い方:NN独学の時は微積を学ぶ前で、分からない所はAIに聞いて補った。だから基盤科目で「独学で飛ばした土台」を学問の順序で埋める、が1年次の計画。
  • 「ついていけるか」には「穴の場所を自分で知っている」で答える。知らない穴より知っている穴。
44英語で文献を読めますか。今のレベルは?

入学時期欄に「英語の学習も続け、文献を読む力を固める」と書いた。

答え方の要点
  • 今のレベルを正直に(GTEC 2026-06 受験、点数記録なし——手元で確認)。
  • 実績で言えるもの:データシート(ST25DV)や技術資料は英語で読んで部品を選んだ、など事実があれば。
45高校の成績について。

事実の層。

答え方の要点
  • 自分で準備。CCには成績の事実がない。
  • 話の向き:日本語ゼロから2年でN1/数学0点→80点台、を「学び方を自分で組み立てた」証拠として使える。
46最近気になった技術のニュースは?最近読んだ本は?

自分の意見が言えるものを1〜2個。

答え方の要点
  • 選ぶ基準:自分の問い(動くものと使われ続けるものの距離/AIに何を任せ何を残すか)に自分の意見で接続できるもの。
  • 本は井庭研のラーニング・パターンを実際に読んでいれば、それを言うのが最も強い(教授名を挙げた裏付けになる)。
47何か質問はありますか。

逆質問。本当に知りたいことを1〜2個。

答え方の要点
  • 候補:研究会に1年次から入る学生は実際どのくらいいるか/灯火のような校外の実装を研究会の題材にした前例があるか。
  • 「ありません」は避ける。調べれば分かることも避ける。

五、反論・圧迫

答えの骨は書類にある。30秒で言い切る。

48AIを使えば誰でも同じものが作れます。あなたの強みは何ですか。

「判断は自分」という論点の正面圧力。

答え方の要点
  • AIが知らないこと:この寮にスマホを持たない寮生がいる、点呼の場に教員が立っている、この建物で通信が切れる。判断の前提になる事実は寮で暮らす自分の側にしかない。
  • AIが出さない判断:経路を2本用意する/技術で解くのをどこでやめるか/画面に手間をかけバックエンドで省く配分。
  • 一文で:「AIを使ったことより、何を任せ、どこで権限を止めるかを設計したことに私の判断がある」。
49全寮に導入されていないものを「成果」と言えますか。

現状の弱さを突く。

答え方の要点
  • 先に認める:同級生の試験利用の段階。正式導入には学校の承認と予算が要り、それは自分が決められることではない。
  • 成果の置き場所を変える:提案を実物・通信・例外・運用まで一続きにし、現場で不具合を確かめる所まで運んだ。「導入した」とは書かない、と自分で書いた。
  • だからSFCで「使われ続けるまでの距離」を研究にしたい、に戻す。
50点呼を機械にすると、寮生と教員の人間的な接点が減りませんか。

Wellbeing の視点からの圧迫。大越研に絡めて答えられる。

答え方の要点
  • 減らしたのは「紙に書き・集め・数える」手間。残したのは「教員がその場にいて、読み上げと目で確認する」接点。代返対策をあえて人に残した。
  • 電子化は手間を減らすが、それまで人が担っていた確認を機械に肩代わりさせる。何が抜け落ちるかを見ておく、と書いた。
  • この問い自体が2年次の計画(使われなくなる場面の観察)の対象だと言える。
51寮生の在室記録は監視ではありませんか。個人情報はどこに保存され、誰が見られますか。

「生活を変える技術」の叙述で答えられないと致命傷。

答え方の要点
  • 事実で答える:何を記録するか(誰が・いつ・点呼を通ったか。位置情報は取らない)、どこに保存(PostgreSQL、サーバーの所在)、誰が見られるか(教員用Webのログイン者のみ)。自分の実装を確認して具体で。
  • 監視への答え:紙の点呼でも同じ情報(誰がその時刻にいたか)は記録されていた。変えたのは媒体で、集める情報の範囲は増やしていない。
  • 未実装の保護があるなら隠さず「ここはまだ」と言う。
52独学で穴だらけだと自分で言っています。それでSFCで研究ができますか。

自白を逆用される。

答え方の要点
  • 穴の場所を自分で知っている(微積・線形代数・統計・情報科学の体系)。1年次の科目名で埋める計画がある。
  • 研究の材料はすでに手元にある(灯火の点呼記録と教員の反応)。理論を後から当てる順番で進める、それができる場がSFC。
53灯火・tango・自動売買・jimotori——手を広げすぎでは?一つに絞らない理由は?

分散への圧迫。

答え方の要点
  • 四つは同じ一つの型(不便を問題として定義→必要な知識を学ぶ→現場に合わせて選ぶ→検証→間違っていれば捨てる)の適用先。題材が違うだけ。
  • 弱さも認める:筑波の書類で「複数の関心の間で集中が分散する」と書いた。灯火の2〜3月の中断はその例。
  • SFCでは灯火を中心に据える、と言い切る(志望理由書の計画は灯火が主軸、tangoは比較実験のみ)。

筑波大学 情報学群 情報科学類 AC入試

面接日
2026-10-09(金)固定日
場所
筑波大学 3B棟
形式
個別面接・口述試験 約30分(必要に応じ延長)。持ち物:受験票・筆記具・写真付き身分証明書
出典
AC入試 募集要項 2027(01_官网资料/2027/AC_youkou2027_sec.pdf P5・P11・P12)
手元の書類
志願理由書 800字/自己推薦書 3万字+添付11件/活動経過報告書。3万字は全部は読まれない。DMSD と自動売買の2章を深掘りし、残りは抽い読み、と見ておく。慶應の書類は見ていない。
読んでおくこと3条
  • 合格者報告11份的分析:面接の情報は極めて少ない。確かなのは「学術対話型、自分の作ったものへの理解の深さを測る」こと。H30年度は一次合格8人中、最終合格2人。面接で大きく絞られる年がある。
  • AC入試の公式の問題解決能力=問題意識→自ら学び→自ら考え→解決。自己推薦書の「五つの型」はこれに対応させて書いてある。
  • 書類で「まだできていない」と自白した箇所(三層の効果未測定/PN532経路/jimotori未公開/効果検証なし)は、そのまま質問になる。自白は逃げ道ではなく、次の一問の入口。
面接前に自分で口径を揃える7条
  • jimotori:能力の章は「ベータ版」、jimotori の章は「試作版・未公開・利用者一人もいない」。口頭では「試作版」で統一。
  • PN532 のカード経路:実装済みか設計止まりか、書類では判別できない書き方。面接前に自分で口径を決める。設計止まりなら「設計」と言う。
  • 同級生の試験利用:人数・開始時期・頻度に実数を持つ。活動経過報告書の記載と一字一句合わせる。
  • 三層統治の効果:「効果があった」と言わない。「こういう種類の失敗がこう減った」と具体で言う。書類は「測れていない」と自白済み。
  • 自動売買の数字(265/96/18/73/7/12/31,150/6,477万/PBO 20%):全部来歴が言えるか。言えないものは「参照した実装で、理論の証明は説明できない」と正直に。
  • 講座の評価は講師の口頭評価(定員30名の講座)。受賞ではない。
  • 筑波では「DMSD」。慶應の「灯火」という呼び名を出さない。

一、開場で必ず来る

志願理由書800字の中身を、順番を変えて聞かれる。

01自己紹介を簡単に。

1分以内。

答え方の要点
  • 中国出身→日本の高校の寮→寮の紙の点呼を置き換える DMSD を作っている→今は同級生の試験利用の段階。4文。
  • 四つのプロジェクトを全部並べない。DMSD 一つで止め、残りは聞かれたら出す。
02なぜ筑波大学の情報科学類なのですか。他の大学ではだめですか。

志願理由書の後半そのもの。

答え方の要点
  • 二つの課題:①技術=自分の寮に合わせた仕組みは運用の違う学校でそのまま動かない。共通部分と各校が変える部分の線引き、通信環境が違っても止まらない備え。②自分=情報科学の基礎を体系的に学んだ経験がない。
  • 筑波でなければ:1・2年次で数学とプログラミングの基礎を体系的に→「情報科学特別演習」で早くから研究に着手→3年次から情報システム主専攻でソフトウェア工学・分散システム。
  • 情報科学特別演習が何か(個人発想型科目、coins.tsukuba.ac.jp のカリキュラムに掲載)を自分の言葉で言えるように。
03情報メディア創成学類や知識情報・図書館学類ではなく、なぜ情報科学類なのですか。

三学類の違いを知っているか。

答え方の要点
  • 自分の方法は「ソフトウェアのシステムそのものを自分の手で作る」こと。メディア表現でも情報の組織化でもない。
  • 志願理由書の引用:情報科学類の「自ら研究課題と明確な目標を設定して問題の分析や解決を創造的に図る」人材像が、自分が開発の中で続けてきたことと重なる。
  • 他の二学類のアドミッションポリシーも面接前に一度読み、違いを一文で言えるようにする。
043つの主専攻のどれに進みたいですか。理由は。

志願理由書に「情報システム主専攻」と書いた。

答え方の要点
  • 情報システム主専攻。理由:DMSD の未解決課題(共通部分の切り出し、通信環境の違いへの備え)はソフトウェア工学と分散システムの問題。
  • 他の二つ(ソフトウェアサイエンス/知能情報メディア)との違いを一文で。人工知能・機械学習は3・4年次の共通科目なので主専攻に関係なく履修できる、と知っていると強い。
05併願していますか。本学が第一志望ですか。

口径は自分で決める。

答え方の要点
  • 筑波 AC の併願規定を要項で自分で確認してから答えを決める。
  • 当場で作らない。嘘もつかない。決めた一文を持って入る。
06なぜ日本に来て、日本の大学に進むのですか。

留学生に必ず。人生の層。

答え方の要点
  • 自分で準備。CCには事実がない。
07なぜAC入試で受験するのですか。

AC の趣旨を理解しているか。

答え方の要点
  • AC が見る「問題解決能力」=問題意識→自ら学び→自ら考え→解決。自分の型(不便を問題として言い直す→転用→作る→未解決を残す→前提が崩れたら手放す)はこの順番そのもの。
  • 「賞や資格がないから」と言わない。「過程を自分の言葉で順を追って説明できるから」と言う(自己推薦書の能力の章)。

二、DMSD——熱身から本丸まで一本の線

全体構成→データの流れ→個人情報→NFC→ハード→断線→なりすまし、と深くなる。

08DMSDはどんなシステムですか。全体の構成を説明してください。

熱身。ここで詰まると全体の調子が決まる。

答え方の要点
  • 五つの部分:寮生の iOS アプリ/Android アプリ、教員用 Web 画面、バックエンド、NFC 点呼機。
  • 一本の流れ:寮生がスマホを点呼機にかざす→点呼機が受け取る→バックエンドへ→記録として保存→教員用 Web に映る。「この一本が端から端まで通って初めて紙が要らなくなる」。
  • 完成条件を添える:NFC で点呼できることを示すだけなら手前で達成できる。紙を実際に不要にする所までを目標に置いた。
09点呼のデータはどこを通ってどこに保存されますか。寮生の個人情報はどう守っていますか。

答えられないと「社会の仕組みを作る」叙述が崩れる。

答え方の要点
  • 流れ:スマホ→ST25DV のメモリ(メールボックス)→Raspberry Pi が I2C で読む→HTTPS でバックエンド(Python・FastAPI)→PostgreSQL。教員用 Web(React・TypeScript、iPad)に WebSocket で反映。
  • 何を記録するか:誰が・いつ・点呼を通ったか。位置情報は取らない。集める情報の範囲は紙の点呼と同じで、媒体を変えただけ。
  • 誰が見られるか・サーバーの所在・暗号化の有無は自分の実装を確認して具体で。未実装があれば隠さず「ここはまだ」。
10NFCとはどういう技術ですか。自動販売機の決済と君の点呼機とでは、NFCとして何が同じで何が違いますか。

「自販機と同じかざし方」と書いたが、決済側と ST25DV へのタグ書き込みは方式が違う。概念の深掘り第一站。

答え方の要点
  • NFC の一言:数センチの距離で端末同士が無線で情報をやり取りする近距離通信。
  • 同じ:かざすという一動作で「本人の特定」と「その時刻の記録」が同時に終わる。自販機を分解して出てきたこの形が、点呼と同じだった。
  • 違う:決済は端末と読み取り機が対話して支払いを処理する。自分の点呼機は、スマホが NFC でタグ IC のメモリに書き込むだけで、読むのは Raspberry Pi が別経路(I2C)から。書く側と読む側が分かれている。
  • NFC の方式名(Type A/B/F、NDEF 等)を聞かれた場合に備え、自分の実装で使っている方式を一つ確認しておく。
11ST25DVはどういう役割のチップですか。なぜこれを選びましたか。Raspberry Pi 3A+とはどうつないでいますか。「組み立てた」「配線した」とは具体的に何をしましたか。

役割動詞の兌現。焊接か、ジャンパ線か、既製モジュールを挿しただけか。

答え方の要点
  • 役割:NFC のタグ IC。タグ自体がメモリを持ち、スマホが NFC 側から書き込み、Pi が I2C 側から読む。
  • 選んだ理由三つ:①読み書きの経路が分かれている ②安価で既製モジュールがあり資料が多い(部品代は自費1万円余り、何度も払えない) ③決め手はタグ自体がメモリを持つこと=断線時に記録が残る。
  • 候補は PN532(Pi 側からカードを読みに行く方式)と ST25DV の二つ。
  • つなぎ方・組み立ての中身(配線の本数、電源、I2C のピン、はんだ付けの有無)は自分の実物で確認して、動作で言う。
12組み立てで一番苦労したのはどこですか。動かなかったとき、どう原因を切り分けましたか。

ハードを本当に触った人にしか答えられない。

答え方の要点
  • 書類の一文:「動かないときに、原因が配線にあるのか、部品にあるのか、自分の書いたものにあるのかがすぐには分からない」。
  • 具体例を一つ用意(どの段階で何が動かず、何を疑い、何で確かめたか)。書類にはないので自分の記憶から。
13他人のIDを自分の端末から書き込むことはできませんか。なりすましはどう防ぎますか。

代返は「読み上げ+教員」に逃がしたが、端末→タグの偽造は一言も書いていない。

答え方の要点
  • 正直な構造:スマホがタグに書くのは本人のID。端末側で他人のIDを書けるかどうかは、アプリの実装(IDがどこに固定されているか)次第。自分の実装を確認して答える。
  • 防げないなら防げないと言い、運用(読み上げ+教員の目)が最後の関門であることを説明する。「機械に分かるのは『そのスマートフォンが来たこと』まで」と書類で認めている。
  • 「今後の課題」として端末認証を挙げると、大学の分散システム・ソフトウェア工学の学びに接続できる。
14通信が切れたとき、記録はタグのどこに残りますか。何人分残せますか。続けてかざされたとき前の記録は消えませんか。再送で重複はどう防ぎますか。

断線耐性は自分で立てた決め手。ここが本丸。

答え方の要点
  • 書類の答え:スマホから書き込まれた ID はタグのメモリに残り、Pi が通信回復後にまとめてサーバへ送る。点呼の瞬間に必要なのはタグに書けることだけ。
  • 書類にない三点を自分の実装で確認:タグのメールボックスの容量と、Pi がどの頻度で読み出して手元に保留するか/連続でかざした時の上書き対策/再送時の重複判定(時刻・ID・連番など)。
  • 「この部分は後で作り直した箇所の一つ」と書いてある。最初の設計と作り直した後の違いを言えると、実装した証拠になる。
15PN532のカード用の経路は、今動いていますか。それともまだ設計ですか。

書類の書き方では判別できない。

答え方の要点
  • 面接前に口径を決める。動いているなら「動く。どの範囲まで」、設計なら「設計まで。理由は…」。
  • 設計の理由は書類にある:スマホを持たない寮生がいる。例外を一つ残した時点で「紙を置き換える」目標は達成されない。使う人の条件をこちらの都合に揃えさせない。
  • ST25DV を主経路に選んだことと PN532 を副経路に使うことは矛盾しない:主経路に何を据えるかと、そこからこぼれる人をどう拾うかは別の問い。
16iOSはSwift、AndroidはKotlinで別々に作った。なぜ一つの仕組みで両方作らなかったのですか。作業が倍になると分かっていて、それでも別にした判断は正しかったと思いますか。

判断の再評価。

答え方の要点
  • iOS=Swift+SwiftUI、Android=Kotlin+Jetpack Compose。共通枠組みがあることは知っていた。
  • 理由:寮生には使わないという選択肢がない。毎日触れる画面の出来がそのまま不快さになる。だから作業量ではなく画面の質を優先。
  • 正しかったか:代償(同じ機能を二度作る、仕様変更で二か所直す)は今も払っている。それでも「寮生が毎日触れる所に手間をかけ、目に触れないバックエンドは慣れた Python で省く」という配分は今も変えない、と言える。
17バックエンドはPython・FastAPI・PostgreSQL、教員用WebはReact・TypeScript。なぜその組み合わせですか。ほかの選択肢は検討しましたか。サーバーはどこで動いていますか。

技術選定の理由。

答え方の要点
  • Python:最も慣れていて、詰まった時に自分で原因を追える。「ここは凝る場所ではない」。
  • React・TypeScript と WebSocket:教員に必要なのは「誰が済んで誰が済んでいないか」を即時に見ること。寮生と教員で必要なものが違うので入り口を分けた。
  • サーバーの所在と配置手順(規範ファイル deploy-backend がある)は自分の実装で確認。
18現在は同級生が試験的に使っている段階。何人が、いつから、どのくらいの頻度で使っていますか。どんな不具合が出ましたか。

「導入した」と言わない。実数を持つ。

答え方の要点
  • 人数・開始時期・頻度は活動経過報告書と一致させる。
  • 不具合の例を2つ(書類の列挙:点呼機側のプログラム/通信が切れた時の同期/データの持ち方/画面)。「何が起きて、何を直したか」で言う。
  • 正式導入までの順序:実験で不具合を潰す→学校の承認と予算→正式に組み立て→全寮。自分の手で進められるのは最初の一つだけ。
19開発は2025年12月構想、2026年2月に仕様、3月からコード。2〜3月に中断した理由は?

日付の口径は活動経過報告書と一字一句。

答え方の要点
  • 2025年12月〜2026年2月:コードを書かず仕様書を書いた。2月に仕様 v0.1。3月にコードと git 開始。「頭の中で考えていた期間と、動くものを書き始めた日は同じではない」ので分けて書いている。
  • 中断の理由二つ:長期休暇で中国に帰国/同時期に自動売買システム(前身、v8.8)の設計に時間を使い、正直に言えばそちらへの関心が強かった。
  • 書類の言い方:「弱さと判断の両方が表れている」。優先順位をつけたと言い換えない。
202026年2月に自動売買を優先した判断は、今振り返って正しかったと思いますか。

自分の評価基準を持っているか。

答え方の要点
  • 「計画的に優先順位を組み立てた、という書き方は事実に合わない」と書いた。関心の強い方を選んだ。
  • 評価の軸を一つ出す:止めても誰も困らない時期(仕様確定直後・コードゼロ)だったので損失は小さかった/一方で寮の点呼は自分の都合と無関係に紙のまま続いていた。
  • 「同じ時期に複数の課題を抱えた時に止まらずに済む方法を、まだ持っていない」まで言う。
21DMSDで一度作って壊した・作り直した部分はどこですか。

失敗と修正は必ず聞かれる類。

答え方の要点
  • 書類の列挙:点呼機側のプログラム、断線時の同期の仕方、バックエンドのデータの持ち方、アプリの画面、審査落ちで手を入れ直した。
  • 一つを深く話せるように(何が駄目で、何に変えたか、なぜ最初に気づけなかったか)。断線時の同期が最も話しやすい。
22DMSDの今の一番大きな未解決の問題は何ですか。

自分で埋めた橋。順調に渡れば大学の計画へ行ける。

答え方の要点
  • 「事情の違う学校がそのまま導入できるようにするには何が足りないか。どこまでを共通部分として切り出し、どこからを各校が変える部分にするか。その線をまだ引けていない」。
  • 手がかり:一つの寮の中でさえスマホの有無で条件が割れ、経路を2本にした。学校が変われば違いはその比ではない。必要なのは「そのまま使えるもの」ではなく「違いを受け止められる形」。
  • だから情報システム主専攻(ソフトウェア工学・分散システム)へ。
23事情の違う学校に導入するとしたら、最初の障害は何だと思いますか。技術以外では?導入と運用のお金は誰が出しますか。

「答えを持っていない」と書いたので、当場で試答させられる。「分からない」は不可。

答え方の要点
  • 技術の障害を一つ:点呼の時刻・手順・通信の安定性が学校ごとに違う。自分の寮の条件を前提に書いた部分(例:点呼時間帯の想定、経路の構成)を設定として外に出す必要がある。
  • 技術以外を一つ:個人情報の扱いの方針が学校ごとに違う/教員がどの画面で紙に戻るかは運用次第。
  • お金:実験用の部品は自費で買えたが、寮全体の数は学校の承認と予算。オープンソースにするのは、導入コストをコードの側で下げるため。運用費(サーバー・部品)は導入校の負担になる、と正直に。
24点呼の方法として、顔認証・GPS・ビーコンではなくNFCが最適だと言える理由は?

転用が閃きか比較か。

答え方の要点
  • 当時比較していないなら正直に。出発点は「自販機で成立している『かざすだけ』を持ってくる」だった。
  • 今の比較:顔認証=設備と個人情報の負担/GPS=建物内で在室を分けられない/ビーコン=本人の意思の一動作がない。NFC は本人の一動作が記録になり、寮生がすでに持っている物を使える(配る物も失くす物も増えない)。
25部品代1万円余りは自費。学校や寮からの支援はありましたか。先生や寮の友達はどう反応しましたか。反対されたことは?

他者の関与。活動経過報告書の「共同・継続の別」と口径を合わせる。

答え方の要点
  • 支援:部品は自費。学校の予算は正式導入の段階で必要になるもので、まだ。
  • 反応:寮の管理者の先生に実演し、翌日 38 項目の要望を受けた(慶應側の記録。筑波の書類に書いていなければ、口頭で出すかは自分で決める)。同級生は試験利用に協力。
  • 反対や懸念があったなら隠さず言う。「なかった」なら「なかった」。

三、「AIを仕組みで統治する」章——全場で最も危ない

量を書いた章。当事者性と効果の両方を突かれる。

26Git管理下691ファイル、1,320コミット。そのうち君自身が書いたコードは何割ですか。一行ずつ説明できるのはどの範囲ですか。一つ選んで今説明してください。

自己推薦書に AI 参与部分を下線で示した以上、口頭の口径はそれと一致させる。

答え方の要点
  • 構造で先に答える:何を作るか・構成・完成条件・五つの判断は自分。実装の手は AI に借り、返ってきたものを読んで採用/修正/破棄を決めた。「読んで意味の取れないものは使わない」。
  • 部品ごとの表を面接前に自分で作る:点呼機の制御/同期/バックエンド/アプリ画面/教員 Web——各々「自分で書いた」「AI が書いて自分が直した」「AI に任せて動作確認だけ」。
  • その場で説明する一箇所を決めておく(例:点呼機の再送処理、または tango の間隔計算)。
  • 書類の結論:「この量に届いたのは体力を借りたから。借りた体力が勝手な方向へ進まないように仕組みで囲った」。量を自分の手柄にしない。
27AIが書いた部分のコードを、君は今、行ごとに説明できますか。

実際にやらされることがある。

答え方の要点
  • 完全に理解している一箇所を紙に書けるくらいまで準備。
  • 説明できない箇所は「AI に任せ、動作の確認だけした」と言う。盛らない。
28「17個のフック」とは何ですか。一つ具体例を挙げてください。「規範ファイル10個」には何が書いてありますか。

三層の第一層と第二層。

答え方の要点
  • フック=ファイル保存・命令実行の瞬間に割り込み、条件に合わなければ通さない自動の関門。例:消す・戻す・上書きなど取り返しのつかない命令を直前で止める/作業記録が食い違ったまま先へ進むのを止める。
  • 線の引き方:「後から取り返せるかどうか」。失敗を減らすのではなく、失敗の種類を選ぶ。
  • 規範ファイル10個:作業開始(dmsd-startup)・新機能(new-feature)・作業終了(session-wrap)・配置(deploy-backend)・版更新(version-bump)・全体見取り図(project-overview)・ファイル連動(file-linkage)・仕様同期(spec-sync)・審査(codex-review)・記憶(memory-write)。汎用は別に30個。
  • 「規則を書く作業は、そのまま自分の決め方を決める作業だった」。
29「読み取り専用のCodex」による審査とは、具体的に何をしていますか。それは誰が検査するのですか。

第三層と、その未解決。

答え方の要点
  • 流れ:実装役が書く→審査役(コードを一行も書かない読み取り専用の AI)が読んで指摘→自分が直すものと直さないものに分ける→実装役が直す→もう一度審査。指摘が出なくなるまで。
  • 読み取り専用にした理由二つ:書いた本人の検査は前提の誤りを見つけられない/直す力を持つ審査役は黙って直してしまい、何がなぜ間違っていたかが残らない。
  • 裁定は自分。「決定権が一点にあること」が輪を回す条件。
  • 未解決を自分から:規則を検査する仕組みはまだない。使っているのは自分一人で、数が増えれば目で見る確かめ方は続かない。
30この章で「効果を測る記録を取っていない」と書いています。では、この三層が有効だと、なぜ言えるのですか。

自白と主張の衝突点。

答え方の要点
  • 先に認める:取り入れる前後で不具合がどれだけ減ったかを比べる記録はない。言えるのは実感の範囲まで。
  • 実感の中身を具体で:どの種類の失敗(規則から外れた出力が混じる/文書と実装がずれる)が、どの層で止まるようになったか。一つ実例を持つ。
  • 「自覚に頼るのをやめると言いながら、その仕組みの評価は自分の実感に置いたままである」と自分で書いた。大学で測り方を学ぶ、につなげる。
31規範ファイルの文章にもAIの手が入っている。それでも「判断は自分」と言えますか。

自白の逆用。

答え方の要点
  • 何を規則にするかは自分が決め、文章として整える作業を任せた部分がある。線引きはファイルごとに違う。
  • 「判断」の中身を限定して答える:規則の内容・止める線・裁定は自分。文章化は作業。
32AIを使えば誰でも同じものが作れます。君の強みは何ですか。

「判断は自分」への正面圧力。

答え方の要点
  • AI が知らないこと:この寮にスマホを持たない寮生がいる、点呼の場に教員が立っている、この建物で通信が切れる。判断の前提になる事実は寮で暮らす自分の側にしかない。
  • AI が出さない判断:経路を2本にする/技術で解くのをどこでやめるか/手間の配分/AI に否決の一票しか与えない。
  • 「AI の時代に問題を解くということは、何を AI に任せ、何を自分で判断するかを自分で決めることを含む」。

四、tango

式を書いた。式は再現させられる。

33SM-2アルゴリズムとは何ですか。難易度係数の式を説明してください。

書いた式は言えないといけない。

答え方の要点
  • SM-2=復習の間隔を、答えの出来(q)に応じて伸び縮みさせる方式。単語ごとに難易度係数 EF を持つ。
  • 式:EF′=EF+(0.1−(5−q)×(0.08+(5−q)×0.02))、q は 2〜5、下限 1.3。自分の実装では四段階評価に対応させ、簡単 +0.10/普通 ±0/難しい −0.14/忘れた −0.32。
  • 係数の式は残し、間隔の計算だけを変えた、と言えるように。
34標準の「1日・6日」の固定段階を意図的に使わなかった。1回目から係数を掛けると、覚えたての語が数日先へ飛びます。定着前に間隔が開く危険はどう考えましたか。

理由が「使い心地」だけ。標準が 1・6 日を固定する理由(初回定着)に触れていない。

答え方の要点
  • 自作式:忘れた→1日、難しい→×1.2、普通→×EF′、簡単→×EF′×1.3。標準の1日・6日の固定段階は意図的に不採用。
  • 危険を認める:初回から係数を掛けると、覚えたての語の間隔が早く開く。標準が固定段階を置くのは初回定着のため。
  • 自分の答え:「忘れた」で1日に戻すので、開きすぎた語は次の評価で戻る。ただし効果は確かめていない(書類で自白)。確かめる設計は次の問いで。
35tangoは今どこまでできていて、何がうまくいっていませんか。効果を確かめる手段がないと書いていますが、確かめるとしたらどう設計しますか。

研究の設計を聞く。

答え方の要点
  • 現状:FastAPI の Web アプリ、単語帳サービスからの取り込みと復習記録。不具合調整中、友人に試してもらった段階。
  • 設計案:同じ単語群を二つに分け、標準 SM-2 と自作式で回し、一定期間後の正答率を比べる。被験者は自分→寮の友人数人。一人では比較にならない、と自分で言う。
  • 空いている所を認める:忘却の研究と SM-2 以後の手法は読んでいない。大学で埋める。
36tangoを作る前は、単語をどうやって覚えていましたか。何がだめだったのですか。

背景の事実。書類は「覚えたはずの語が数日で出てこない」まで。

答え方の要点
  • 自分の記憶から具体で(何を使い、どう回し、どこで崩れたか)。
  • 書類の一文:「毎日起きている不便は、毎日起きているがために、直せる問題として立ち上がってこない」。

五、jimotori

設計止まりの章。「作った」と「使われている」を混ぜない。

37jimotoriでは、出品から取引成立までどういう流れですか。今、誰が使っていますか。

未公開・利用者ゼロ。

答え方の要点
  • 実装済み:会員登録/同市内の出品一覧(検索・分類・並び替え)/出品の登録・編集/リクエスト→承認→チャット→双方の完了確認/待ち合わせ場所一覧と評価。Next.js(App Router)・TypeScript・Prisma・SQLite・Leaflet・国土地理院タイル。
  • 誰が使っているか:誰も。未公開の試作版。決済・エスクロー・実名確認は未実装。
  • 「試作版」で統一(能力の章の「ベータ版」は使わない)。
38「手数料と安全は同じ構造の表裏」とはどういう意味ですか。なぜ既存のサービスの手数料は構造上高くなるのですか。

事業者名と「高すぎる」は最終稿で削除済み。構造の話だけ。

答え方の要点
  • 既存サービスは手数料と引き換えに安全(本人確認・決済保証・トラブル対応)を一社で担う。安全の費用が手数料に乗る。手数料を下げれば安全も薄くなる。
  • 自分の試み:事業者一社の代わりを、会員同士の信頼の仕組み(入口の審査・資格の剥奪・支払いの順番・確かめ方の配布)を重ねて担わせられないか。
39会員制なら、なぜ信頼が担保できるのですか。実名の審査と鑑定は、誰が、いくらで行うのですか。会費はいくらを想定していますか。

設計の穴。誰が担うか未定。

答え方の要点
  • 設計:実名審査+会費、手数料ゼロ、偽物は永久利用停止、対面支払い(現金かエスクロー型)、待ち合わせ場所の提示、真贋の手引き、鑑定の仕組み。
  • 未定を認める:審査と鑑定を誰が担うか、会費の額は決めていない。「最初の一周の回し方は紙の上の答えしかない」と書いた。
  • 分かっていること:一つの機能で安全を保証するのではなく重ねる、という方針。
40決済・エスクロー・実名確認は未実装。「試作版」と「ベータ版」、どちらが正しいですか。

書類内の不一致。

答え方の要点
  • 「試作版」。ベータ版は誰かに使ってもらう段階の語で、実態に合わない。書き方が揃っていなかったと認める。
41ビジネスプラン作成講座で講師から「事業化の見込みと実現可能性が最も高い」と言われた。それは書面ですか、口頭ですか。何人中ですか。

受賞ではない。

答え方の要点
  • 2026年8月7日、岡山県立図書館二階多目的ホール、県立図書館と日本政策金融公庫の講座、定員30名。2024年夏も含め計2回参加。
  • 口頭の講評。書面ではない。「賞」とは言わない。
42君自身、中古取引で実際にトラブルや怖い思いをしたことがありますか。

書類の「リスク」に実例がない。

答え方の要点
  • あれば具体で(抽象論より強い)。なければ「自分は手数料と危険を引き受ける側だった」という当事者性で答える。
43オープンにしたら誰かが商用化するかもしれません。それでも構いませんか。

DMSD のオープンソース目標にも同じ問いが来る。

答え方の要点
  • 自分の目的は「どの学校でも使えるようにする」こと。商用化されても学校が使える状態が残るなら目的は損なわれない、という線か、ライセンスで制約するか。自分で決めておく。

六、自動売買

数字が最も多い章。全部の来歴を言えるか。

44二系統とは何ですか。定量の系統とバリューの系統は何が違い、なぜ分けたのですか。

答えられないと二つが一つの水増し項目に見える。

答え方の要点
  • 問題にしたのは市場ではなく「判断する人間のぶれ」。数学的な規則で置き換えられる部分と、置き換えられない部分(決算・ニュースなど数値にならない材料)に分けた。
  • 定量系統:米国株・日本株・暗号資産。売買の方針を数値にし、過去データで検証できる形に。日中18種類・日足96本の戦略、六つの関門。
  • バリュー系統:米国株・日本株。11の層。AI が関わるのは判定の層だけで、強気役/弱気役に議論させ、弱気役に「否決の一票」だけ。
  • 分けた理由:「扱えないものを無理に扱うより、扱えないと認めた上で別の手当てをする」。
45日足31,150銘柄・約6,477万行、分足47GB。どこから、いくらで買いましたか。品質検査で何を見つけましたか。

数字の来歴。

答え方の要点
  • 購入元と金額は自分の記録で確認(書類には書いていない)。
  • 規模:日足31,150銘柄・最古1962年1月・約6,477万行/分足約2万ファイル47GB/データセット33種類・約17万9千ファイル・67GB(2026年8月時点)。
  • 検査:価格が使えない行約0.13%、出来高ゼロ約6.7%、欠損日約5.1%。「成績の差がデータの穴から来たものか区別するため」に先に押さえた。
46台帳265本、日中18種類・日足96本、成績が出た73本。この数字の関係を説明してください。

v2 で加えた層次説明を口頭で再現。

答え方の要点
  • 265=戦略台帳の登録総数。その内訳に日中18種類・日足96本のほか、暗号資産向けの戦略や、まだ成績の出ていないものを含む。
  • 73=成績が出たもの(米国株68・暗号資産5)。全部市場平均に未達。
  • 7=73の検証過程で未来関数が見つかり成績を破棄した本数(96本の日足戦略に対する12件の検査から)。
4773本すべて市場平均に負けた。それでも続ける理由は?何が分かったのですか。

失敗の扱い。

答え方の要点
  • 「手間をかけて組んだ判断の仕組みが、何も判断しない方法(指数連動の銘柄を買って持つ)に負けた」。
  • 取れた道二つ:成績が良く見えるまで条件を調整し続ける/道具の位置づけを変える。前者は検証の結果に自分を合わせるだけ。後者を選び、「儲ける機械」ではなく「戦略を検証する研究道具」に。
  • 残す理由:負けた結果は次の比較の基準。消せば足場がなくなる。
  • 現在地:三段階(データの土台/検証の信頼性/成立する戦略を探す)の一つ目と二つ目。
48未来関数とは何ですか。どうやって7本を見つけましたか。暦5本・生存バイアス2本とは?

添付図-8 の中身。

答え方の要点
  • 未来関数=その時点では知り得ないデータで売買を判定してしまうこと。過去検証では良く見え、実運用(毎日がデータの末尾)では再現しない。
  • 見つけ方:2026年8月、96本に対し「その時点では失敗すると分かっている検査」を12件書いた。因果の関門=同じ戦略を二度走らせ、二度目はある時点以後の相場を書き換え、以前の信号・約定・資産曲線が一致しなければ未来を見ている。
  • 暦5本:連休前日・1月最初の10営業日をデータの並びから判定→末尾では信号が出ない。直し:取引所の営業日表から判定。
  • 生存バイアス2本:将来上場廃止・欠損する銘柄を過去まで遡って除外→生き残りだけで成績が出て良く見える。直し:除外は行ごとに前から累積。
  • 学び:「検査は成績より先に書く」。
49DSR・PBO・ウォークフォワードとは何ですか。PBOはどう計算しますか。なぜ20%で線を引きましたか。

名前と閾値だけ書いた。「体系的基礎がない」自白と最も鋭く衝突する。

答え方の要点
  • 一言ずつ:DSR=試行回数を考慮して割り引いたシャープ比(たくさん試せば偶然良いものが出るので、その分を割り引く)/PBO=データの分け方を何通りも変えて、過去で最良だった戦略が将来も良いかを見積もり、過学習の確率を出す/ウォークフォワード=検証期間を先へ順に送りながら確かめる。
  • 計算の細部と 20% の根拠:自分で説明できる範囲を面接前に確認。できないなら「参照した実装と文献の閾値を採用した。理論の導出は説明できない。大学で確率・統計を学び直す理由の一つ」と正直に。
  • 採用審査の出口:採用/保留/不採用の三択。
50バリュー系統の「弱気役に否決の一票だけ」——なぜ承認の権限を与えないのですか。

設計の非対称の理由。

答え方の要点
  • AI の判断が外れる場面は必ずある。否決側にしか権限がなければ失うのは一つの機会。増やす側に権限があれば、外れがそのまま損失の大きさに直結する。
  • コード上:弱気役の結論を「追認・格下げ・否決」の三択に限り、リスクを上げる方向の値を受け付けない。
  • 「AI は手であり情報源。判断を預ける相手ではない」を口で言うだけにせず、コードの権限として書いた。
51実際のお金で動かしていますか。

虚報は自殺。

答え方の要点
  • 入れていない。今は検証。VPS 上に置いて動かせる状態にはある。
52バージョン8.8を捨てて作り直した。「前提が崩れた」とは何ですか。

捨てる判断。

答え方の要点
  • 経済についての理解が進み、作り始めた時点で正しいと思っていた前提のいくつかが成り立たないと分かった(どの前提かは自分の言葉で一つ)。
  • 部分修正でなく作り直した理由:合わない前提の上で部品を直すと、どこが古い前提の名残か分からなくなり、説明も検証もできなくなる。「判断の根拠を追えなくする」点で最初の問題と同じ。
  • 正直に:手放す判断は重かった。作った量を根拠に残す理由を探し始めていた自覚がある。
53暗号資産の市場と株式市場では、システムを作るうえで何が違いましたか。

三市場を本当に扱った人なら言える。

答え方の要点
  • 自分の実装から具体で:取引時間(24時間か立会時間か)、データの形式と取得元、営業日の扱い(暦の未来関数はここに関係)、手数料や約定の前提。
  • 「市場ごとに条件が違うので検証も市場ごとに分けた」と書いてある。
54検証機がMac1台とWindows2台にVPS。VPSとは何ですか。なぜ自分のパソコンだけで済ませないのですか。

書いた語の中身。

答え方の要点
  • VPS=借りた仮想サーバー。自分のパソコンを閉じても動き続ける場所。
  • 3台に分けたのは検証の計算量。VPS はコードを置いて動かせる状態にするため(実資金は入れていない)。
55株や暗号資産の自動売買に興味を持った、一番最初のきっかけは?

起点の話が書類にない。

答え方の要点
  • 自分の記憶から。書類の入口は「人の判断のぶれを問題にした」なので、自分の判断がぶれた経験があればそれが最も自然。

七、学外・人となり

開発以外の面。

56みつ元気プロジェクトでは何をしましたか。役割はどう決まりましたか。

自分で組織したと言わない。

答え方の要点
  • 岡山市北区御津の地域団体。2025年1月〜1年半以上、年3〜4回・数千人規模の行事。担当:広報・ポスター・文書整理・広報動画の撮影編集、計画づくりに加わったことも。
  • 役割は先生の割り振り。「他者の目的の中で自分の役割を果たす」経験。
5730回を超える行事、ポスター6枚、動画4本。一枚に十数回の修正——誰の指摘で何を直したのですか。

数字の中身。

答え方の要点
  • 修正の具体(誰の指摘・何を直した)を一枚分だけ用意。添付図-9 のポスターで話す。
  • 回数:記録で日付が確定しているのは8回。聞かれたら「記録があるのは8回、参加は30回を超える」と分けて言う。
58数千人規模の演劇公演では何の係でしたか。

具体の係名。

答え方の要点
  • 自分の記憶から。係名と当日やったことを一つ。
59写真部・二科会写真部展ヤング部門入選。どんな写真ですか。情報科学と関係ありますか。

無理に結びつけない。

答え方の要点
  • 第74回二科会写真部展ヤング部門、2026年9月 国立新美術館で展示。作品の内容を一言。
  • 関係:「日常の中の一場面を切り取って残す行為も、身の回りを見ることの一つ」。それ以上つなげない。
60日本語ゼロから2年でN1。どう勉強しましたか。

学び方の話に接続できる。

答え方の要点
  • 2023-12 N3/2024-07 N2/2025-12 N1(証書で年月を確認してから言う)。
  • 学び方の型(作りたいものから必要な所を掘る)と同じか違うかを一言。tango は単語が覚えられない自分の問題から生まれた。
61高校の成績・評定について。数学は得意ですか。

弱点+補い方。

答え方の要点
  • 事実は自分で準備。
  • 弱点の言い方:NN 独学は微積を学ぶ前で、分からない所は AI に聞いて補った。体系的な基礎と数学が足りない、と書いた。1・2年次で線形代数・微積・確率統計を科目として学び直す。
62ニューラルネットワークとは何か、AIを使わずに今説明してください。なぜそこに微分積分が必要でしたか。今は学びましたか。

「独学した」は約束。

答え方の要点
  • 自分の言葉で一段落:入力→重み付きの和→非線形の関数→出力、を層に重ね、答えとのずれを小さくするように重みを直す。
  • 微積が要る所:ずれを小さくする方向を求めるのに微分(勾配)を使う。
  • 今の進捗を正直に。

八、進学・将来・逆質問

志願理由書の後半と、自己推薦書の最終章。

63「問いを立てられる範囲を人と学問で広げる」とはどういう意味ですか。

最終章の二つ目の理由。

答え方の要点
  • 「AI に質問すれば答えは返るが、返るのは自分が問いを立てられた範囲のこと。問いを立てられない領域は質問できない」。その範囲を外から広げるのは、人と、体系立てられた学問。
  • 一つ目の理由と対にする:断片はあるが全体の地図がない→地図を得る/問いにぶつかる回数を増やす。
64入学後、情報科学特別演習で何をしますか。研究室はどこを考えていますか。

面接では研究室名を出してよい。

答え方の要点
  • 特別演習:DMSD の「違いを受け止められる形」への作り直しを題材に。共通部分と各校が変える部分の線引きを、実際に別の運用条件で試す。
  • 研究室:面接前に情報科学類の研究室一覧を自分で読み、DMSD の課題(分散システム・ソフトウェア工学・生活の中の計算機)に近い所を1〜2つ、教員名と研究内容を言えるように。書類には書いていないので口頭で足す。
65合格したら入学までに何をしますか。

AC は合格後の主体的な学習を期待している。

答え方の要点
  • DMSD の試験利用を続け、不具合を潰し、利用記録を貯める/オープンソース公開の準備/微積・線形代数の学び直し。
66「完全にオープンソースとして公開する」とは具体的に何をすることですか。ライセンスは?どう広めますか。

掛け声か計画か。

答え方の要点
  • 「コードが読める状態にあることと、他の学校がそれを使えることは同じではない」。公開=コード+導入手順+各校が変える部分の設定化。
  • ライセンスは自分で決めておく。
  • 広め方:まず他校1校での試験導入。他校の教員への聞き取りから。
67大学院は考えていますか。

先を見ているか。

答え方の要点
  • 情報科学類は多くが大学院へ進む。DMSD の課題が学部で解け切らなければ進む、と言える。正式名称(情報理工学位プログラム等)を言うなら面接前に確認。
68四つのプロジェクトを通して、作る前と今とで一番考え方が変わったことは?

書類は「何をしたか」を書き、「何に変えられたか」は薄い。

答え方の要点
  • 候補:「作る前は、動くことが完成だと思っていた。今は、使われ続けることと、壊れた時に何が守られるかを先に決めることが完成の条件だと思っている」。
  • もう一つ:「AI に任せるほど、任せ方を決める仕事が増える」。
69手を広げすぎでは?四つを一つに絞らない理由は?

分散への圧迫。

答え方の要点
  • 四つは同じ型の適用先。題材が違うだけ。
  • 弱さも認める:「複数の関心の間で集中が分散する」と書いた。DMSD の中断がその例。大学では DMSD を中心に据える。
70君にとって「効率」とは何ですか。効率を上げること自体が目的になっていませんか。

価値観の土台を正面から。

答え方の要点
  • 効率の先にあるもの:減った手間は毎日積み上がる。浮いた時間と注意を、判断(何を作るか・どこで妥協するか)に回す。「私の時間の多くは、手を動かす作業ではなく判断に使われてきた」。
  • 目的化していない証拠:代返対策で技術を捨てて人の目に任せた。「解くべきは点呼の正しさであって、私の作った仕組みの完全さではない」。
71「不便を問題として言い直す」型は、技術で解けない問題にも通用しますか。

型の境界。

答え方の要点
  • 通用しない領域がある、と認める。型が効くのは「原因を手順に置ける」問題。人に置くしかない問題(人間関係など)は型の外。
  • 「原因を人に置けば我慢するしかないが、手順に置けば設計をやり直せる」——この文の裏返しで答える。
72最近気になった情報技術のニュースは?

自分の意見で接続できるものを1〜2個。

答え方の要点
  • 選ぶ基準:「AI が日常の手続きをどう変えるか」(最終章の関心)に自分の意見を言えるもの。
73何か質問はありますか。

逆質問。

答え方の要点
  • 候補:情報科学特別演習に1年次から参加する学生は実際どのくらいいるか/学外の実装(寮のシステム)を演習や卒研の題材にした前例はあるか。